夏至を過ぎて
夏至。
乃東枯
夏枯草の花が黒ずみ枯れたように見える頃。夏至が過ぎた。
今日はいつも通らない道を両親と歩いていたら 店先、というか 倉庫の前に 杜若が咲いていた。
杜若。
かきつばたとあやめの見分け方がわからない。という話をしていたら、そこのご主人らしき方が出てきて なんだかんだと立ち話。
かきつばたは黄色くてね。ここが。ほら。
あやめというのはあやの目になっているの。繊維が。よく見るとわかるよ。
と。
実家の庭に植わっている、あの花がどちらかを見分ける術ができて嬉しい。
こういう出会いの中の知識や知恵というものは忘れないのよね。
クックパッド見ながら料理をしたら、何度も何度も確かめないと分量や材料がわからないのに 漫画を見れば一回で覚えて暗記して作れたりする。アレ。
実家といえば、明日は田植えをする。
本当は今日を予定していたのだけど、昨夜?一昨日の大雨で田んぼは水浸し。
今朝見に行って、あぁ。これはもう少し引いてから、、と、諦めた。
蛙がけろけろと雨を予想する夕立前の湿気だったり、あの 細長い稲の葉の香ばしくてみずみずしい香りが待ち遠しい。
夏至の夜に誓ったことは、
どんな幸福もありがたく頂戴すること笑
これが意外に難しい。の。
ありがたく、ちょうだいするにはそれなりの器が必要だし 度胸も。
その幸福を乗りこなせるほどの人となれればヨシ。
とかなんとか。
あぁ。
お干菓子がおいしい、、、